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動画あり『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』アニメ感想!心に残る優しい笑顔

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

ゆめぴょん評価:★★★★☆(4/5) 泣き度:★★★★★

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』通称「あの花」は2001年のテレビアニメです。1クール11話しかないのに、当時はツイッターやニュースでもよく見かけて気になっていました。夏やお盆のこの時期にぜひおすすめしたい作品です。

最初にことわっておきますが、最終話では高い確率で「泣かされます」。家族で一緒に見る時や、子供や孫などと一緒に見る場合は父親の威厳を気にする人は注意してください。でも小学高学年以上にはおすすめのアニメです。

ゆめぴょん(@yume_pyon)です。こんちはっ!

ジャンルはノスタルジーな子供時代のラブストーリーって感じでしょうか。埼玉県の秩父が舞台になってて実際にある橋とか風景も出てくるので、今だに聖地巡礼するファンもいるそうです。この先はネタバレあります。

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』長いタイトルですが、見終わった後には作品にとても合ってる気がするのが不思議です。「あの花」と略されることも多いです。よくあるストーリーですがなぜか心に残ります。

子供の夏のある1日の場面がよく出てくるので、冬よりも夏に見ることをおすすめします。お盆時期が良いと言ったのは、ある亡くなった少女が出てくるからです。

劇場版も上映されました。ハンカチは必須だと思います。そんな「あの花」のおすすめポイント7つを紹介します。このポイントだけで充分に人におすすめできます。

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』7つのおすすめ

  1. メンマが現れた理由が気になる
  2. ノスタルジー
  3. 1クールにぴったり収まるスケール
  4. あまり退屈しない
  5. 登場人物がみんな優しい
  6. オープニング、エンディングも含めた音楽がはまりすぎ
  7. 泣ける

メンマが現れた理由が気になる

これがこの物語の最大の謎になっています。なぜ子供の頃に亡くなったメンマが今ごろ現れたのか。それも5人の「超平和バスターズ」のメンバーのうち、ジンタンだけに見える形で現れた理由が必ずあるはずです。

この「ジンタンにだけ」というのが大きな謎解きポイントなんですが、物語ではそれをミスリードさせるために、大人のメンマを走らせたり(笑)、子供時代のひどい発言や打ち上げ花火をクローズアップしたりします。

ノスタルジー

都会から少し離れた場所という設定も良かったと思います。子供時代の描写は実はそれほど多くないし、同じシーンの繰り返しが多いけど、人によって見ていたものが違うという点がうまく描き分けられています。

そして秘密基地の存在や、「超平和バスターズ」というあやしい団体の結成など、自分の子供時代も思い出しながら見てしまいました。浦沢直樹『20世紀少年』やジブリとも違う意味で成功してると思います。『トトロ』にはかなわないけど。

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一方で子供時代の残酷さも思い出します。子供って、照れかくしで「あんなこと」言うんですよね。そして後悔する。このアニメ、いじめる子供に見せて感想文を書かせるといいかも。いじめ自殺とは違いますが心が優しい気持ちになることを期待して。

1クールにぴったり収まるスケール

物語の世界は小じんまりしてて、登場人物もほぼ超平和バスターズの6人のみです。1クールで収めるには充分なスケールだと思います。あまり大きく広げすぎて収集できないアニメや浦沢直樹マンガもありますからね。

個人的には2クールくらいでもう少し深みを見せてほしかったけど、そうすると作品としてここまで完成されたものになったか不安でもあります。ちなみに1クールのみでの私的ベストは下の作品です。

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あまり退屈しない

中だるみがなかったと思います。あえてあげるなら、バイトの時くらい。でもあれは「花火のためにお金を貯めるため」というより「ジンタンとメンマを引き離す」ための演出なので仕方ないですね。メンバーの心も近づけたし。

登場人物がみんな優しい

基本的に6人はみんなとてもシャイですね。1人くらいぶっ飛んでる奴がいてもいいと思うけど。でもあの6人だから「あの花」の物語は成立したんだとも思います。毎回、優しい気持ちになれる作品ですね。

オープニング、エンディングも含めた音楽がはまりすぎ

登場人物も優しければ、音楽も挿入歌も含めて全て優しいです。私が一番好きなのはエンディング。毎回そのエンディング曲への入り方が計画的というか、泣かせようとしてる気がしました。今聞いても涙が出そうなくらい作品にハマり過ぎです。

泣ける

上の6つは全てこの「泣ける」に集約されます。メンマの願いはジンタンだけでなく、見事に視聴者も泣かせてしまった。というオチでよろしいのでしょうか。逆に「泣ける」ことがなければ単調なストーリーで終わってしまいます。

ラストの演出は見事というよりも、ひきょうと言いたいほどやばいです。みんなへのあの手紙は涙で読めませんよ。「およめさんになりたいなっていうそういうだいすきです」は『アルジャーノンに花束を』以来の名文句かも。

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』残念2つ

  • ストーリーが単調すぎる
  • メンマが現れた動機が弱すぎる

ストーリーが単調すぎる

おすすめポイントでも少し書きましたが、1クールではあれが限界かもしれません。でもラストを見終わった後で頭のなかで最初からストーリーを思い出してみると、あっという間に終わってしまうくらい薄い話です。

上で紹介した「まどマギ」もそうだけど短編的な作品と考えれば納得できますけどね。それにしても「つるこ」の出番と物語はもう少し何とかならなかったのかなーとも思います。バイト話をカットしてでも。

メンマが現れた動機が弱すぎる

メンマが現れないとこの物語は始まリません。だからメンマが来た理由はあとづけなのかもしれません。それに「視聴者を泣かせる」という風に変換すると見事に的中したのかもしれません。

それにしても「メンマがなぜこの時期に現れたのか」も納得できる理由は語られなかったと思います。「メンバーが大人になる前に」という理由でもいい気がしますが。

まとめ:今日のゆめぴょんの好奇心

以上、7つのおすすめと2つの残念でした。正直言って私があまり見ないジャンルの作品ですが、めずらしく気にいりました。再視聴もしたいです。それに多くの人におすすめしたいアニメ作品の1つです。

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ゆめぴょん(@yume_pyon)でした。ばいちゃお! こてっZzz

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