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『海猿 BRAVE HEARTS』動画あり。映画感想!5つのおすすめを大震災後に考える

BRAVE HEARTS 海猿

ゆめぴょん評価:★★★★☆(4/5)

『海猿』の劇場版4作目『BRAVE HEARTS(ブレイブハーツ)』の感想です。飛行機の海上着陸というスケールの大きさと、結婚をさける女性との恋人模様という小さな日常をテーマにしたわかりやすいエンターテイメントです。

邦画のパニック系アクションムービーとしては大成功しているシリーズものですね。前作までもいまいちな作品も含めて全て見てしまいました。今作はシンプルだけど逆に言いたいことがうまくまとまっている気がします。

ゆめぴょん(@yume_pyon)です。こんちはっ!

今回はネタバレなしです。シリーズも4作目になるとパターン化してきたり、ダレてきたり、大がかりになってきたりして失敗する作品も多いです。逆にスケールが小さくなった残念作品も以前に紹介しました。

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『海猿』と同じくフジテレビが制作に関わっている『踊る大捜査線』シリーズ。映画3作目までやドラマについてはともかく、同じ劇場版4作目どおしの対決では明暗がはっきりわかれたと思います。

『海猿 BRAVE HEARTS』(心臓を捧げろということでしょうか)のおすすめポイントを『踊る大捜査線』とも比較しながら書いていきます。ネタバレなしのつもりです。

『海猿 BRAVE HEARTS』5つのおすすめポイント

  1. ちりばめられた時事・社会問題
  2. 登場人物の役割が明確
  3. ストーリーがシンプルで明確
  4. 伏線が明確
  5. テーマが明確

ちりばめられた時事・社会テーマ

まず海上保安庁の存在じたいが、中国との関係により脚光をあびています。特救隊(特殊救難隊)の存在は知らなかったけど、確か以前の海猿でも出てきましたね。あと海上に緊急着水した飛行機はボーイングです。映画での事故原因はわかりませんが。

東日本大震災に影響を受けた内容もいくつかありましたね。それは後で書きます。主人公の子供がケガした原因も詳しくは書きませんが、自分のことで精一杯の大人のせいでした。さつばつとした現代社会と表現されていました。

登場人物の役割が明確

少しのセリフしかない人物も含めるとかなりの登場人物がいますが、無駄な役割はあまりいません。セリフのない人でも言いたいことが顔を見るだけでわかるので物語を盛り上げてくれます。先程も書いたけど子供までも時事問題に使うほど。

飛行機の乗客たちも映された人たちにはそれぞれ役割がありました。助けられた後には出番カットされてましたが。『踊る大捜査線』最終映画はオールスターなのか何だか分からないけど、不要なキャラだらけで時間を取られすぎでした。

ストーリーがシンプルで明確

今回は最初にちょっとした事件が起きますが、それをのぞくとあとは2つの事件の解決にのみ焦点があたります。すなわち、大きな結束と(日常の)小さな結束です。ストーリーがシンプルにしぼりこまれててわかりやすいです。

伏線が明確

伏線には大きく2種類あります。1つは誰でもわかりやすい伏線、もう1つはマニアックでファンにしか分からないような伏線(サービスカット)。『海猿』は前者が多いです。そして伏線をはっきりと強調してくれるのもナイス!

伏線の数は多すぎず質が高い方がストーリーも盛り上がります。伏線を回収していく瞬間がわかりやすいのも『海猿』のいい点です。『踊る大捜査線』では後者が多いですね。昔から。それも魅力の1つなんでしょうけど。

ネタバレしないように伏線をあげるのは難しいのですが、最初の方で主人公が「全員を救う」考えを上官に否定されます。また飛行機内では「ある救命グッズ」にばかり焦点が当たります。死にフラグ立ちまくるキャラもいます。

テーマが明確

ネタバレなしとはいえ今までの『海猿』シリーズを見ている人なら、テーマの1つが「団結・なかま」だということは周知の事実だと思っています。フジテレビの作品は「天才ヒーロー型」が多いけど『海猿』は「努力なかま型」ですね。

そして今回は東日本地震の後に撮影していることもあり、より一層「なかま」「友情」「結束」「団結」「勇気」みたいなテーマがクローズアップされています。民間の助けが集まる場面では「元気玉」のような一体感に感動できます。

『踊る大捜査線』の主人公のような個人プレーの場面は少ないです。『海猿』の主人公は中盤では出番も自己主張も少なめです。あくまでも全員で事にあたっている感じが伝わってきます。

そして最後の救出劇については、主人公は単独行動に出そうになりますが、理解ある(時任演じる)上官の判断力と決断力の速さにより団体行動の中で解決することができます。

『踊る大捜査線』では室井警視監の決断力の遅さと権限の無さっぷりにイライラします。挙げ句の果てにたった1人の部下に「丸投げ」してあとは天命を待つみたいな。

私は警視庁や海上保安庁の組織の階級をよく知らないので、『海猿』の課長(時任)と警視監(柳葉)の権限の違いもわかりませんが、前者は本部内でも信頼と一体感があるのに比べ、後者は足の引っ張り合い。まるで光と闇。どちらが好きかは人しだいです。

それ以外のテーマにも少しふれます。賛否がわかれる最後の救難や乗客の生存数については、私は予想どおりでした。伏線もありましたし。しかし不可能だという意見もあるでしょう。

これはもう技術的・論理的に不可能だとかそういう意見以前に、大震災後にうったえたい内容がこめられているのだと思います。あの地震で大勢の方が亡くなりました。だからせめて映画では奇跡を見せたいのだと感じました。

そして大震災後に見せたいテーマがもう1つ。家族愛と新しい命です。これについては作品を見てもらうのが一番です。こうやって書いてみるとシンプルストーリーの中にもいろいろ詰め込まれてるのがわかりますね。家族愛の映画も1つ紹介します。

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まとめ:今日のゆめぴょんの好奇心

引き合いに出してネガティブコメントばかりした『踊る大捜査線』ですが、シリーズとしては好きな方なので「愛」だと感じていただければ幸いです。もしよければさらに深く解説してますので読んで感想など聞かせてください。

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ゆめぴょん(@yume_pyon)でした。ばいちゃお! こてっZzz

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