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『桐島、部活やめるってよ』映画感想やあらすじ!動画あり。階層と本音!日本社会の風刺

桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]

ゆめぴょん評価:★★★★☆(4/5)

普通の高校生活に見える風景。しかし桐島の部活退部のニュースによりしだいにあらわになることが…。鑑賞した後に知ったのですがこの映画は日本アカデミー賞など多くの賞をもらってるんですね。それ知っても期待値を高めず見てほしい作品です。

ゆめぴょん(@yume_pyon)です。こんちはっ!

久しぶりに見た邦画です。ミステリでもファンタジーでもない日常ドラマです。しかも学園モノ?でなんとなく青春映画っぽいタイトル。実はあまり期待せず見ました。ここからはネタバレあります。

最初はいろんな生徒の視点を時間軸を動かすことにより展開していきます。なかなか分かりづらくて脱落した人は低評価をくだしそうですね。しかしこれは小説でもよく使う手法で、様々な視点や角度から見て世界を構築していくのです。

世界(高校生活)の住人たちには本音と建前がある!

主な登場人物を簡潔にまとめてみます。

  • 女子A:容姿が優れ、チヤホヤされる女。他には何もない。桐島の彼女
  • 女子B:注目グループのNo2と人気男子の恋人である点を誇るだけの勘違い女
  • 女子C:注目グループに属し部活もがんばる。秘密主義。建前とは違う世界にも魅力を感じてる
  • 女子D:注目グループにも部活にも属するが劣等感を持ち、同様に劣等感を持つ男子に惹かれる
  • 女子E:グループには属さず静かだが吹奏楽部では頼れる部長。気になる男性には恋人がいる
  • 男子A:注目グループと野球部に属するが没頭できない。桐島の友人
  • 男子B:グループには属さず大人しいが映画部に情熱をかける。馬鹿にする奴らを見返したい
  • 男子C:バレー部でがんばるが桐島に対してや背が低いなどの劣等感により悩む
  • 他に男子の注目グループの2人や、映画部の男子、野球部キャプテンなど

書いててワケわからなくなりました。じょじょに見えてくるのは高校の1クラスの中にも階層構造のようなものが存在するということ。

自分の学生時代を振り返ってもありました。例えば、運動部>文化部とか、理系>文系とか、成績優秀>その他とか、スポーツ万能>その他とか。社会に出てみれば、そんなの大したことない差なのですが、その時は勝手に優越感や劣等感を持ったりしましたね。

そしてそういう感情を持った経験のある人が見ると、この映画にはとても共感できるのだと思います。

この世界の幻想を解くトリガーが「桐島、部活やめるってよ」

そしてこの映画を客観的な立場で見てみると、その幻想がはっきりと分かります。特に友人や恋人のランクの高さだけをステータスに感じる女子Bを一番痛く感じます。

物語は主に女子の視点で進行します。いっけん仲良しグループの一員であっても本音をのぞくと複雑な感情が渦巻いている姿が描かれていきます。女子は人間関係と恋愛、男子は自分との葛藤が多い感じ。

物語のはじめは主に建前を中心として進行します。男子も女子もタテマエをうまく演じながら人間関係を円滑に切り抜けます。たまに友人のおかしな言動があってもあまり気にしません。ところがバレー部のエース桐島が退部するという情報が流れてからは一変。

桐島という誰もが認める存在が部活をやめる。たったそれだけの事件だけど、それまでうまく回ってた建前の歯車が狂いだしていきます。桐島が他人に見せてない部分を想像しながら、自分自身の本音と向き合う生徒たち。

そして自分の本音と向きあえば向き合うほど、そして桐島に近かった人間ほど、自分の存在感・価値・居場所・なせる事のなさを実感していく。ある者は悩み、ある者は考え、ある者は苛立っていきます。

生徒の中でも桐島とは全く関係なかった映画部の男子や吹奏楽部の女子も、間接的に桐島事件の影響を受けながら自分に素直に行動するようになる。もともと建前の少なかった彼や彼女が最強になる世界がやってくるのです!

「桐島、部活やめるってよ」事件により世界は再構築される

物語の終盤、それまで接点の少なかった生徒たちが桐島の存在に引かれて集まっていきます。世界の中心に集まっていく感じで、なんとも興奮のハイライトシーンです。みんなかなり本音をだします。あいつがあいつを殴ります。

高校生活の中での(見かけ)勝ち組だった桐島に近いグループは、建前やステータスのない世界ではただのザコに成り果てます。表面的な階層は崩壊していく。やがて主役交代の鐘がなるように世界が再構築されます。

最後に映画部のさえない男子と野球部の万能タイプの男子が、気さくに話すシーンには涙がでそう。学校内の階層なんて生徒たちの心のなかの幻想にすぎず、自分の本音に忠実に生きてる人間こそブレがなく揺らぎにくいと気付かされた作品です。

最後に映画全体をとおしての感想

狭い学校内のたった1事件をあつかってるこの作品。しかしこの階層構造や本音・建前が存在するのは学校だけでなく実社会でも同じだと思います。この映画は日本社会の縮図を描いているのだと感じました。欧米人には理解しにくい点も多そう。

最初は静かに進行していくけど全く目が離せません。生徒たちの視線・目線がとても重要になるからです。ちらっと見た先に野球部が練習してたり、先輩を憧れの目で見てたり、嫉妬の対象がいたりとか。

いろんな生徒がいる中で私が最後に一番理解しにくかった存在は吹奏楽部の女性。この作品で一番気になる存在でもありました。彼女をなぜ最後の屋上に行かせなかったのか。が、この作品の最大の謎です。

それは他人と接しない存在を表したのか。失恋した女性のせつなさを表現したのか。自分の歩む道を決めたというアピールか。学校内に響き渡るBGMを奏でることにより世界を包む存在としたのか。私にはわかりません。

まとめ:今日のゆめぴょんの好奇心

いつ出るか桐島、いつ出るんだ!という部分にミスリードされたまま終わりを迎えたこの映画。久々の邦画にしては大ヒットでした。万人うけはしないけど、ぜひ1度はおすすめです。

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ゆめぴょん(@yume_pyon)でした。ばいちゃお! こてっZzz

参考:おすすめ映画/漫画のランキング/ネタバレ感想 - ピクシーン

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