アニメ映画『魔法少女まどか☆マギカ』の前篇・後編の感想です。劇場版3作目『叛逆の物語』についてはまた後日。普段アニメを見ない人にも、死ぬまでに1度は見えてほしい作品です。ネタバレなしです。
ゆめぴょん(@yume_pyon)です。こんちはっ!
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』の1作目『始まりの物語』と2作目『永遠の物語』は、テレビ版の総集編的な扱いですが、より分かりやすく編集されている気がしますし、あの濃い話がたった4時間で見られるのでオススメです。下はテレビ版の感想です。
映画3作目『新編』は深夜アニメの劇場版としては、最速で興行収入10億円突破や、公開21日目での100万人達成など、数々の記録をぬり変えていることでも話題になっています。ちなみに以前紹介した『あの花』の劇場版も10億円突破した作品の1つです。
『魔法少女まどか☆マギカ』をおすすめしたい人!
どんな人に見てほしいかを考えてみました。
- 普段アニメや漫画を見ない人
- 小学校高学年以上でないと意味不明かも
- ダークファンタジー(バットマンのダークナイトなど)好きな人
- 濃い話、泣ける話、ラストが予想できない話を見たい人
- 友情について考えたい人
- 努力せずに願いを叶えたい人
「魔法少女」というタイトルから魔女っ子ものを想像して映画館に入った親子もいるそうです。しかしこの物語は「ほんわか系」ではなく「ダークファンタジー」です。ラストまで見ると心温まるけど悲しくなります。
テレビ版のオープニング映像や曲やキャラクターのかわいらしさからは想像できないくらい、次元の大きなそして過酷な物語に進展していきます。軽い気持ちで子供と一緒に見に行くのは要注意です。しかし友情物語として子供にも薦めたいアニメの1つです。
劇場版1・2作目のあらすじと6つの注目点
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』はテレビ版の総集編なので、以前の記事と内容が重複しないように、今回は登場人物ごとに注目すべき点について書いてみます。
- 「まみ」が教えてくれる魔法少女と魔女との戦い
- 「さやか」の行動で明かされるソウルジェムと魔女の秘密
- 「きょうこ」の過去とは?その役割は?
- 「キュゥべえ」の目的と役割とは?
- 「ほむら」の目的と願いは?その能力とは?
- 「まどか」はいつ魔法少女になるのか?その願いは?
「まみ」が教えてくれる魔法少女と魔女との戦い
この作品にでてくる登場人物の中では、最も典型的な普通の生き方をつらぬけた魔法少女だと思います。まどか、さやかだけでなく視聴者にも、魔法少女と魔女との戦いについて教えてくれます。始まりから終わりまで。物語前半の貴重な先生的キャラです。
「さやか」の行動で明かされるソウルジェムと魔女の秘密
この手の話では主人公の友達役は「ごく平凡」だというのがお決まりです。さやかも当初はそういう位置づけに見えます。さやかには幼なじみで少し恋心を抱く1人の少年がいます。彼が入院している病院へ毎日のようにお見舞いに行っています。
そしてその少年の存在により、さやかは「ごく平凡」な友達キャラから脱してしまいます。そして彼女の存在によって、ソウルジェムの真実や、魔女と魔法少女との関係についても明らかになってきます。
「きょうこ」の過去とは?その役割は?
「自分のためだけ」に魔女を倒すきょうこ。「他人のため」に願い、戦うさやかとは対象的なキャラクターです。当然さやかとは、うまくいきません。しかしその過去と願いには、さやかとの共通点がありました。
そのような共通点や、魔法少女になる動機などにスポットライトを当てる役割のキャラです。そしてさやかとは、あーいう形でしか分かり合えなかったというのが悲しすぎますね。
「キュゥべえ」の目的と役割とは?
かわいいマスコット的キャラは、昔も最近のアニメでもお決まりです。しかし昔は本当のマスコットでしたが、最近のアニメではそれなりの役割を持っていることが多いです。グレンラガンのブータもそうでした。
しかしこれほど存在感の大きなマスコットキャラは「キュゥべえ」以外に思い浮かびません。出てくるたびに「ゾッ」とします。病院の魔女も、さやかの行動も、ワルプルギスの夜も全てキュゥべえの目的にあっているのがまた恐ろしいです。
「ほむら」の目的と願いは?その能力とは?
転校生ほむらの不可解な行動は、最初から目立ちます。はっきり言って何をしたいのかわかりにくいです。しかしその目的と願いがわかる時、この物語の奥深さを知ることになります。本当にせつない願いです。
その能力についても、せつなすぎます。いろんなアニメや漫画を見てきた人にとっては、つっこみたくなる能力ですが、ここでの焦点は「能力」ではなく「願い」の方です。ラストでまどかが「今までのほむらの行動」を見てきます。そのシーンが最高に泣けます。
「まどか」はいつ魔法少女になるのか?その願いは?
さて主人公のまどかは、いつ魔法少女になるのでしょうか。タイトルだけ見て映画館に入った人は『魔法少女まどか』が悪者を倒したり、人を助けるストーリーだと思っていることでしょう。キュゥべえも何度も契約させようとします。
しかし今が幸せすぎる「まどか」にとっては、魔法少女になるだけの願いが見つかりません。しかしまどかの願いを叶えた時、このアニメ作品の存在すら危うくなってしまうのです。
まとめ:今日のゆめぴょんの好奇心
この「まどかの願い」がこの作品一番の神がかったみどころです。ラストの衝撃は、私が今まで見たアニメの中でもトップ5に入るくらいです。2010年代では今のところ間違いなくベスト1のラストです!
普段アニメ・漫画を見ない人、毛嫌いしている人、食わず嫌いの人にもぜひぜひ見てほしい作品です。まだ完結していないけど『進撃の巨人』『ワンピース』でも衝撃的なラストを期待していますが、まどかを超えるのは難しいでしょうね。
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